親切にする相手を間違えてはいけない!親切を施す相手とは?

仏教

皆さんは、自分が良いと思い相手に優しくしたにも関わらず、報われなかったり、ときに裏目に出たりといった経験はありませんか?

私はあります!そんな経験をすると、腹が立ったり、悲しくなったりしますよね。

ですから、親切を施す相手を間違えないために、親切にする相手を知ることが大切です。

親切にも、「報われる親切」と「報われない親切」があるんですね。

親切にすべき相手についての詳細記事はこちら↓

「布施すべき相手をおしえた三福田の教えとは」

布施すべき相手をおしえた三福田の教えとは - 仏教辞典
どんな人に布施(親切)すればよいのでしょうか? 布施は、一言でいえば、親切ということですが、でも、誰にでも親切
引用元:仏教辞典https://bukkyouwakaru.com/dic/

親切心だけで接すると、こちらの善意を悪用されたりする場合もあります。

そしてときに、その親切心が相手のためにならないこともあります。

ほかにも、自分の間違った思い込みで、特定の行為を必要としてない相手に行い、不快な思いをさせてしまう場合もあります。

ですから、適切な相手に適切な形で施すことが大切ですね(^^

とくに、心根の優しい人は、親切にする相手を見極めることが重要です。

でなければ、自分が傷だらけになってしまいます。

今回の記事は、自分の心を守り、相手との良好な人間関係を築くのに役立つ内容です。

今回の記事内容
・親切にする相手を間違えない!親切を施す相手とは?
 ~親切にする相手を選びなさい!?~
「三福田(さんふくでん)」の教えとは、、、。

読み終えたら、今後だれにどんな親切を向けるのが良いのか、理解できると思います。

これ以上あなたの、ストレスや心の傷を増やさなくて済むと思います!

親切にする相手を間違えない!親切を施す相手とは?

親切にする相手を間違えない!親切を施す相手を知ることが何より大切です。

まず親切すべき相手を理解し、利他の精神でどんどん実践していきましょう。

知識は知っているだけでは、意味を成しません。

自分の中に留めておくのではなく、実践することで初めて意味を成します。

基本、自分から人に「優しさ」「思いやり」を与えられる人は精神的に豊かで強い人です。

そういった尊い行いは、間違いなく周囲にも良い影響を与えます。

あまり損得や見返りを考えず、純粋な気持ちで行っていくのが良いですね。

ただ最も、親切にすると良い相手というのが、三種類存在します。

自分の親切を活かすため、また相手を間違え自分が傷つかないための智慧をご紹介します。

親切を活かすも活かさないのも、あなた次第です。

そしてときに、親切も、相手が喜ぶ場合と、相手に迷惑だと嫌がられる場合の両面があることも覚えておいてください。

私たちは、みんな一人一人違う世界に生きている宇宙人です。

参考記事はこちら→一人一人みんな宇宙人?!自分世界を生きる

相手の状況や気持ちを理解し、人間関係がこじれないよう、冷静な視点を持つことも必要ですね。

でも基本、今回の教えを理解し実践すれば、人間関係はさらに良好になるはず。

そういう意味で、今回の仏教の「三福田(さんふくでん)」の教えはとても参考になる教えです。

親切にする三種類の相手とは?

親切にする相手には3種類の人物がいる。それを理解することであなたの親切は報われる。

親切にする相手を見極めることは、良好な人間関係を築く上で大切です。

そこで、親切にすると良い相手とは、一体誰なのか?

仏教の「三福田(さんふくでん)」という教えをもとにお話しさせていただきます。

また三福田は、布施をする際に最も功徳が得られる対象です。

とくに親切を意識する相手は、この三種類の人物です。

1.悲田(ひでん):本当に困っている人

貧しい人、病気で困っている人、苦しみ悩んでいる人など

2.恩田(おんでん):自分を支えてくれた恩人

父母、師匠、先生など

3.敬田(きょうでん):恩恵に値するべき敬う人

仏・法・僧

※仏=お釈迦様 法=仏教の教え 僧=仏の教えを実践する者

これらを基準に、親切を施す相手を選ぶことで心穏やかに過ごせます。

注意すべき点は「困っているフリをしている人」「自分の課題を押し付けてくる人」です。

このことについては、次の章で紹介します。

報われない親切~「課題の分離」~

報われない親切とは、互いに依存し合っている関係性の場合です。

このように、互いに依存関係の場合、親切にしても報われないことが多いです。

例えば、親子・夫婦・友人関係などはこういうパターンが存在すると思います。

相手が自分に依存している場合、やってもらうことを当たり前に感じていたりします。

やってもらったことに対する、感謝の気持ちやお礼の言葉が普通になかったりします。

そして、逆にやってもらえないと「なんでやってくれないの?」と怒り出します。

また、どちらかの依存関係が強い場合、ときとして相手から恨みを買うこともあります。

この場合、恨む人間の特徴として、承認欲求が高かったり自己肯定感が極端に低いです。

あなたに依存することで、愛されたいという欲求・自己価値・安心感を満たそうとしているのです。

この関係性が続くと、互いに疲弊し、最終的に人間関係は崩れてしまいます。

ここで重要なのは「課題の分離」です。

★「課題の分離」についての詳細動画はこちら

「悩みが一瞬で消える!アドラー心理学と仏教 課題の分離とブッダの言葉」

悩みが一瞬で消える!アドラー心理学と仏教 課題の分離とブッダの言葉
他人が何をしたか、していないかを見るのではなく自分がしたこととしなかったことだけを見ていきなさい (ブッダ)#仏教 #教え #カウンセリング #アドラー心理学 #課題の分離
引用元:おかもんの「仏教お悩み相談室」

相手のために良かれと思っても、結局相手のためになっていないことも多々あります。

相手の自立を妨げたり、依存関係を深めているだけに過ぎないのです。

人間には元々、人生をより良くしようという「自己治癒力」という力が備わっています。

自分の問題を、試行錯誤しながら解決し、乗り越えようとする力のことです。

ですからときには、相手の力を信じ、見守り任せることが必要ですね。

まとめ

今回は、誰かれ親切にするのではなく、親切にする相手を選びましょうという内容でした。

これらの実践で、ぜひ毎日の心を整えていきましょう。

人間の心が乱れると、世界の秩序も乱れると言われています。

あらゆるネガティブな現象は、人間の心の秩序と密接に関係しているのです。

ですから、真理を説く仏教を実践することで、人間社会を良好に保つことができるのです。

私たちはずっと宇宙とつながっています。

宇宙にも秩序があり、宇宙の法則や秩序を守り、破壊から守ることが軸にあります。

この破壊とは、例えば環境破壊や戦争などのことです。

私達の住む地球を、もっとより良い世界にしていくために今出来ることがあります。

それは、善い種まきを実践し、自分の心を整え、迷いから自分を解放していくこと。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます(^^

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