子供を比べてしまうデメリットとその解決策とは?

子育て

皆さんは子育てで、他の子とわが子を無意識につい比べてしまう。

比べるのが良くないと分かってるけど、よその子との違いを目の当たりにし落ち込んでしまう、、、。

こういったご経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

私もかつてそうでしたから、そのお気持ちとてもよく分かります。

よその子と比較しては、落ち込んで悩んだり、自分を責めたりの繰り返しでした。

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞もう他の子と比較しない!自分軸子育てのススメ

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞子供が親に求めるシンプルなこととは?

でも子育てを学ぶ内に、わが子を他人と比べてしまうことの、デメリットを沢山知りました。

また、比べることに意味はないし、比べる必要は何もないと理解でき、自分の心が晴れモヤモヤを解消することができました。

そこで今回は皆さんにも、その経験や学びをご紹介させていただこうと思います。

読み終えたらきっと、比べてしまうデメリットが分かり、また解決策を知ることで悩みから解放され心が軽くなると思います。

また今の状態・現状は、一時的なものでずっと永く続くわけではないです。

この比べてしまう、そして落ち込むという負のループから、早く抜け出しましょう!

今回の記事内容
特に気を付けた方がいい比較NG3選!
・比べてしまうことによるデメリットについて
・比較を止めるための解決策とは?

子供を比べてしまう!比較について

先ず、子育てにおいて極端な比較は「諸悪の根源」「百害あって一利なし」です。

世界の人口80億人いても、一人一人が唯一無二の個性を持った価値ある存在です。

世界は、多様性に満ちているからこそ、発展し進化し続けるのです。

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞性の多様なLGBTQの子供との関わり方とは?

違いを排除するのではなく、違いを認め互いに尊重・理解に努める、寛容な社会が良いですよね。

一人一人の個性を、自由に表現できる環境が、生きやすい社会だと思います。

ただ比べてしまうことが、全て悪というわけではありません。

でも極端な悪い比較は、自分たちを苦しめる原因になってしまいます。

・「子どもは常に『親に捨てられたくない』という危機感を持っています」。うちの子はあれができない、これができない、と嘆いて叱り続けていると、子どもは自信を失い、悲観的な思考を持つようになってしまうのです。

・「もし、子育てで悩んだら、お母さんはわが子を偏差値、成績、運動神経、体格……。そういう同級生やらご近所やらの『横』と比べずに、去年と今年のわが子、3ヶ月前と今のわが子、昨日と今日のわが子というように、わが子自身の『縦』の成長で比べなさい

・「お姉ちゃんはできたのに、どうしてあなたはできないの」
「弟のほうが上手にできるじゃない。お兄ちゃんなんだからもっとがんばりなさい」
このように兄弟・姉妹と比べられた子どもは、「どうせ自分なんかダメだ」と感じて、自己肯定感が持てなくなるケースが多いそう。さらに、比べられた相手を恨む気持ちも出てくるので、兄弟仲にも影響するといわれています。

引用元:https://kodomo-manabi-labo.net/kuraberu-byouki

ときには子供の心に、否定的な思い込みやトラウマを残すこともあります。

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞子供にもう否定語を使わない!そのために必要なことは?

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞子供の勉強のプラスの言葉&マイナスの言葉の効果や影響とは?

兄弟姉妹間の比較は、確かに比べられた側はつらいですよね。

良い比較なら全然OK

比較でも、良い比較ならOKですね。

「彼女もがんばって自主学してるから私も頑張ろう!」「彼はぼくより水泳が上手だから自分も練習して上手く泳げるようになりたい」などの良い比較は、むしろやる気につながるものです。

また、親自身がお手本を見せることも、重要な教育の一つです。

ココがポイント!良い比較の事例

他者の優れた点や、成功事例を学び自身の成長や改善に生かす比較
(例)「ママ、ネットで時短お掃除の情報を見たから、早速明日から取り組んでみるね!」

モチベーションが上がり、建設的でポジティブな影響を感じる比較
(例)「〇〇ちゃんが洗ってくれたお皿、ママより綺麗に隅々まで洗えてるね!」

他人との比較ではなく、自分の子供個人の成長や、発達を観察し理解する比較
(例)「以前より机の上が綺麗に整理整頓されてること増えてきたね!」

子供自身の、得意とする分野や、興味を発見するための比較
(例)「今弾いてる曲、だいぶスラスラと綺麗な音で弾けるようになってるし、覚えた曲のレパートリーも多くなってきたね」
   「電車の種類を沢山覚えて、一つ一つの特徴を明確に言えるようになってて凄いね!」

自己評価や目標設定の、重要性を理解させるために、必要な自分自身との比較
(例)「数学は苦手教科だったけど、予習・復習や計算の反復練習をしたら成績が徐々に上がってきたね。やることやれば〇〇でも苦手克服できるね!」

子供を比べてしまう!特に気をつけたい比較NG3選

さらに以下3選の比較は、これを意識して止めるだけでも、子育てがずいぶん楽になると思います。

無意識にやりがちな3選ですが、子供を傷つける可能性のある行為です。

子供のやる気や、成長の妨げになっているものですね。

これらの悪い比較は、諸悪の根源と言えると思います。

NG1.他の子との優劣比較をする

他の子と比べることは、自分の子どもの成長や発達の遅れが気になったり、わが子が出来ないことに不安や怒りを感じたり、落ち込んでしまうことがあります。

比較グセが付くと、子供のできない部分ばかり目に付き、欠点探しや否定的な思い込みを持つなど、ネガティブ思考に陥ることになります。

これによりますます、他人と比べてしまうような現実が次々と現れるようになります。

負の感情の連鎖によって、自らがネガティブな状況や環境を作っているのですね。

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞子育ての本質を教えてくれる名言集

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞子供の失敗に怒ってしまう!親が楽になる失敗に対する考え方とは?

今のあなたに役立つ参考記事はこちら☞子供にとって遺伝子と環境どちらの影響が大きい?

親子関係に関しても、大きな悪影響を及ぼす可能性もあります。

(比べることのデメリットは後ほどご紹介します)

NG2.自分(親)の過去と子供を比較する

親自身の過去と子供を、比べてしまうパターンもあると思います。

自分の過去と比べ、子供に対して厳しい態度を取ってしまうことがあります。

特に勉強面での比較は、実際に多いかもしれませんね。

「お母さん(お父さん)の時は、この教科もっと点数良かったよ」

「え?こんな簡単な問題出来ないの?こんなレベルで間違えてたら全然アウトやん」

つい昔のよく出来る自分と、子供を比べてしまうことってありますよね。

ただ子供の視点からすると、比べられた時点で嫌な気持ちになると思います。

ばかにされている、出来ない人間というレッテルを張られている気分になるからです。

子供に、プレッシャーをかけ過ぎないことは重要ですね。

NG3.兄弟姉妹・従妹間と比較する

次に、子供を兄弟姉妹・従妹間と比べてしまうパターンです。

これも身近な存在だけに、無意識に比べることも多いと思います。

ただ子供からすると、特に兄弟姉妹間で比べられることは、一番つらいことです。

子供は親から、自分を一番愛して欲しいと望むものです。

常に家で比較され、自分より優秀でかわいがられている存在がいるのは、つらいですよね。

比較された子供は、自分との扱いが全然違う、えこひいきしていると感じたりします。

これを繰り返すと、親子間や兄弟姉妹間の関係がゆがむ場合もあります。

親からすると愛情は一緒でも、比べられた子供はその親の言動にひどく傷つくのです。

誰もが、常に変化し成長し続ける生き物です。

また子供によって、成長のスピードは一人一人違うものですね。

子供を比べてしまうことによるデメリット

子供を比べてしまうなら、比較するデメリットをしっかり見つめる必要があります。

次に、比べてしまうことによる、デメリットを見ていきます。

比較するデメリットを知れば、もう比べてしまう子育てから一歩抜け出すことができるはずです。

デメリットをしっかり見つめ、子育てに活かしていきましょう。

  • 自己肯定感の低下
  • 自信喪失になる
  • 悲観的になりやすい
  • 物事に挑戦できない
  • 劣等感や嫉妬心を抱きやすい
  • 常に競争やプレッシャーにさらされ強いストレスを感じる
  • 自分と他人との競争に執着するようになり性格が攻撃的になる
  • なんでも比較で判断し物事の本質を見失ってしまう
  • やる気や意欲の低下
  • 協調性の欠如
  • 親子関係の悪化
  • 兄弟姉妹間の悪化
  • 家族関係の悪化
  • 他者と良好な人間関係を築けない
  • 人間不信になる
  • うつ病や不安障害などのリスク
  • 不登校や引きこもり
  • 感情コントロールが苦手
  • いじめの標的になりやすくなる
  • 他人の幸せを喜べない
  • 不幸・ネガティブな思考癖がついてしまう
  • 自分なんて価値がないと感じる
  • 死にたい・消えたいと思う

比べてしまうことを止めるための解決策とは?

比較を止める解決策は、比較のデメリット+悪い比較を理解することです。

デメリットについては、十分に知っていただけたと思います。

その上で具体的に悪い比較を、理解していただき、腑に落としていって下さい。

後々親子で苦しまないように、悪い比較を減らすようにしていきましょう。

実際にある悪い比較の例

優越感を得たり他者を貶めることを目的とする比較

→(例)「お兄ちゃんは運動も勉強もできるしモテるのに、〇〇は何やらせてもダメだね~同じ環境でなんでこうも違うのかお母さん信じられないわ」

他者を傷つけたり自己肯定感を低下させるなどネガティブな比較

→(例)「〇〇ちゃんていつも同じ洋服着てるし、旅行へ行ったとかも聞いた事ないし、お家がきっと貧乏なんだろうね~」

嫉妬心が増したり成長や発展や変化を妨げる比較

→(例)「T君はいつも試合にレギュラーで出て活躍してるのに、○○は練習で一体何やってるの?全然試合にも出れてないじゃない~やる気ないならやめなさい!お母さん恥ずかしいわ」

自己肯定感が下がったり人間関係に悪影響を及ぼす比較

→(例)「Aちゃんは凄く優秀で美人みたいだけど~それに比べ○○は特徴のない顔で成績も大したことないし取り柄も何もないものね~まぁカエルの子はカエルか」

子供が自信を失うような比較

→(例)「Sちゃんはピアノ凄くお上手ですね~立派やわ、羨ましい。うちの子家でも練習全然しないし、もうあんな演奏しかできなくて、ほんと恥ずかしいです(>_<)」

社交辞令であっても、子供本人が目の前にいる・聞こえる場合などは、やはり不愉快ですよね。

比較は、他者との違いを認識するために使う場合もあります。

言葉に気を付けて良い比較で、自己理解や他者理解を深め日常に活かせると良いですね。

まとめ

比べてしまうことは、避けられない部分もありますが「良い比較」を、沢山日常に取り入れることです。

比較も扱い方次第で、プラスにもマイナスにもなります。

比較自体が悪いのではなく、扱う側次第ということですね。

一歩間違うと、子供の将来に悪影響を及ぼす可能性も十分あると言えます。

他人との比較ではなく、その子自身の成長を長い目で見守る姿勢が何より大切です。

自分たちが成長でき、幸せになるような比較を、選択できると良いですね。

子育ては、他者との競争・勝ち負け・優劣ではありません。

子供の優劣の評価=親の評価でもありません。

極端な悪い比較は、不幸のタネをまいているだけです。

純粋に子供個人の成長を、喜べる親になりたいものですよね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます、感謝です(^^

コメント